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保険加入に関する事例や注意点について

女性

一般に、保険会社は持病がある人の加入には厳しく、特に精神疾患歴のある人に対してはその傾向が強くあります。

 

そのため、パニック障害で通院中や治療中の人は、残念ながら生命保険や医療保険への加入はほぼ不可能と考えていいでしょう。

 

これは、パニック障害に限らず、他の病気や精神疾患でも同様で、ほとんどの保険会社に加入を断られるでしょう。

 

生命保険や医療保険に加入する場合、健康状態や病歴などを記載する告知書の提出が必要です。

 

告知書の設問は保険会社によって若干異なりますが、「3ヶ月以内に病院で医師の診察を受けたか」「2年以内の健康診断で異常があったか」「過去5年以内に一週間以上、投薬治療を受けたか」といった項目があり、該当するものがある場合には契約することはできません。

 

そのため、パニック障害やその他の病気の治療中であること隠して加入する人も多いようですが、その場合、告知義務違反ということになります。

 

契約から2年以内に保険会社に知られると、契約解除になり、保険金が支払われないばかりか、詐欺罪で告発される可能性もあります。

 

また、契約から2年以上が経過していたとしても、保険約款の「重大事由による解除」に基づいて、保険会社は契約を解除することができます。

 

ごく稀なケースとして、「パニック障害なのに、保険の営業マンから“告知しなくても大丈夫”と言われたので、病気を申告しないで加入した」といった例があります。

 

おそらく、その営業マンは患者(お客)のことを思って、あるいは自分の営業成績アップのために偽りのアドバイスをしたものと考えられます。

 

しかし、保険会社の正規の職員の勧めであったとしても、これは明らかな違反行為であることには変わりありません。したがって、これも「告知義務違反」に該当するため、契約を解除されることになります。

 

パニック障害患者のなかには、通院や薬の服用を中止してまで保険に加入したという人もいますが、医師の許可を受けずに個人の判断で治療を中止するのは非常に危険な行為といえます。

 

なぜなら、急に薬の服用を中止することによって離脱症状があらわれることがあるからです。また、せっかく完治に近い状態であったにもかかわらず、発作などの症状が再発したり、さらに悪化する恐れがあるからです。

 

保険に加入するために治療を中止するというのは本末転倒であり、絶対に避けるべきでしょう。

 

パニック障害の患者が保険に加入したいと思う場合は、決して先走ったり、軽はずみな行動はとらず、まずは治療を最優先に考え、完治してから堂々と申し込みを行ないましょう。