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運動療法による治療とは?その効果について

ひきこもる男性

パニック障害を患って、突然の発作に襲われたり、日頃から不安や恐怖、緊張に苛まれていると、仕事や学業、家事など日常生活に支障をきたし、普通に暮らすことができなくなってしまいがちです。

 

そのため、多くの人は自信を喪失し、前向きに生きる意欲が失われ、何事に対しても消極的になってしまいます。

 

そのため、外出することが億劫になって自宅に引きこもってしまったり、発作が起きることを恐れて出かけられなくなってしまうことが少なくありません。こうなると、当然、身体を動かすことが極端に少なくなり、運動不足になりがちです。

 

運動不足は、健康な人であったとしても決して好ましいことではありません。健康を維持・増進し、病気予防のためにも、適度な運動は欠かせません。

 

パニック障害は、脳の神経に異常が生じることによって引き起こされる病気で、脳内の神経伝達物質であるセトロニンが大きく関わっているとされています。

 

セトロニンには、人間が生きるうえで必要な意欲を引き出す働きがあるため、これが減少すると脳の機能のバランスが崩れて不安が生じたり、イライラするなどして、パニック発作が起きる原因となってしまいます。

 

セロトニンは、運動することによって分泌が活発になるとされているので、身体を動かすことで分泌を促進することができます

 

ただし、ジョギングやスポーツなど激しい運動は、かえってパニック発作を引き起こす要因となってしまうので避けましょう。

 

散歩をする女性

運動といっても大袈裟に考える必要はなく、軽く身体を動かす程度と考えればいいでしょう。

 

たとえば、近所を散歩したり、買物帰りにちょっと寄り道したりといった程度で構いません。また、ラジオ体操や軽いストレッチなども効果的です。

 

自宅など屋内にいると、どうしても同じ姿勢で長くいることが多くなるので、時折、背伸びをしたり、屈伸をしたり、腕を大きく回したり、首を回して肩をほぐすなど、日常生活の中にちょっとした運動を取り入れるよう心がけましょう。

 

また、特別なことをしなくても、掃除や洗濯といった家事でもOKです。

 

パニック障害になると意欲が低下して、何をするのも億劫に感じられ、だらしない生活になりがちです。こうした日常の当たり前のことをきちんとするだけでも案外、良い運動になるものです。

 

パニック障害を改善するセトロニンは、日光を浴びることによっても分泌されることがわかっています。

 

同じ運動をするのであれば、日の当らない室内や夜ではなく、できるだけ日中に屋外で太陽の光を浴びながら身体を動かすと、よりセロトニンの分泌が盛んになり、パニック発作の予防と、病気そのものの改善につながります。