このエントリーをはてなブックマークに追加  

予期不安とはどういった症状なの?その特徴について

不安を抱く男性

パニック障害のパニック発作は、突然、激しい不安や恐怖が湧きあがってきて、動悸や呼吸困難が起こるため、死の恐怖や気が狂ってしまうのではないかという衝動にかき立てられるため、救急車を呼んで病院に搬送されることも少なくありません。

 

こうした症状自体はそれほど長い時間続くものではなく、自然に治まっていくものです。また、心臓の苦しさや、呼吸をしにくくなるといった症状があらわれるものの、いくら検査をしても心臓や呼吸器などに異常は見つかりません。

 

そのため、パニック発作を経験した人は、自分を襲った症状の正体がわからないため、原因を解消することができず、「また発作が起きるのではないか?」という不安にとらわれ、発作が起きた場所に行くのが怖くなったり、あるいは近くに行っただけで実際に発作が起きてしまうこともあります。

 

こうしたことを何度も繰り返しているうちに、発作の恐怖が頭から離れなくなってしまいます。これを、パニック障害の「予期不安」と呼びます。

 

つまり、まだ起きてもいない発作を「起きるかも?」と勝手に予期(予測)して思い悩んでしまうわけです。

 

健康な人であっても、仕事でミスをしたり、失敗して恥ずかしい思いをすると、また同じミスや失敗を繰り返すのではないかという不安を抱くことがあります。しかし、そのことで頭がいっぱいになって、行動が制限されるようなことはまずありません。

 

パニック障害の予期不安は、その不安や恐怖の程度が通常よりもはるかに強く、発作時の苦しさを思い起こして死の恐怖を感じるほど強烈なものです。

 

悩んでいる男性

 

それだけに、発作が治まったとしても予期不安に悩まされることになり、心が休まる暇がなくなり、リラックスできない状態が続くことになります。

 

常に何かに怯え、緊張しているため、そこからまた発作が引き起こされるという悪循環につながり、ますます予期不安が増大してしまう結果となります。

 

予期不安の程度・期間について

医師

予期不安の程度は患者によってかなりの個人差があり、軽症の場合は、時折、フッと頭をかすめる程度で済みますが、重症になると、四六時中、不安感がつきまとい、仕事が手につかなくなったり、勉強に集中できなくなったり、あるいは家事が疎かになるなど、日常生活に支障をきたすことがあります。

 

通常、パニック障害の発作を経験したあと、予期不安は1ヶ月以上続きます。その後、次第に軽減していき、いつの間にかまったく気にならなくなるケースもあれば、弱い不安が長期にわたって継続するケースもあります。

 

もちろん、この間に再び発作が起きれば、いつまでたっても解消されることはありません。そのため、一度でもパニック発作を経験したら、必ず心療内科などの専門医を受診し、適切な治療を受けることが大事です。


パニック障害の症状「また発作が起きるかも?」予期不安の特徴関連ページ

「このまま死ぬかも!?」パニック発作の特徴
「人混みが怖い!」広場恐怖の特徴