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3つの症状別の自己診断チェックリスト

医師

パニック障害になっているにもかかわらず、自分の身体に何が起きているのか、また、どうすればいいのかわからず、不安を抱きながら生活している人が少なくありません。

 

仮に、医師の診察を受けたとしても、一般の内科では自律神経失調など、別の病気として診断され、適切な治療を受けられていないケースもあります。

 

こうした不幸な状況に陥ることなく、適切な治療を受けるためには、ある程度のパニック障害に関する知識を持っている必要があります。

 

しかし、この病気は、名前こそよく知られるようになったものの、実際、どんな症状があらわれるのかを熟知している人は多くはありません。

 

そこで、難しい病気の知識を知らなくても、自分で手軽に簡易テストできるチェックリストで自己診断してみましょう。

 

パニック障害の特徴的な症状には、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の3つがあります。それぞれについて個別に分けて具体的な症状を挙げておきますので、自分に当てはまるものをチェックしてみましょう。

 

パニック発作の自己診断

まず、パニック障害の「パニック発作」では、次のような症状があらわれます。

 

□このまま死んでしまうのではないかと感じる
□気が狂ってしまうのではないかと感じる
□心臓が口から飛び出すのではないかと思うほど激しい動悸がする
□手足や全身に悪寒が走って震えが止まらない
□胸が苦しく感じる
□呼吸が速くなる
□息が詰まる感じがする
□冷や汗が出る
□吐き気や嘔吐がある
□めまいがする
□口が渇く
□お腹に違和感がある
□手足がしびれた感じがする
□手足が冷える
□顔が火照る

 

パニック障害の「パニック発作」では、以上のような症状があらわれます。しかし、これらはあくまでも一部に過ぎません。

 

また、これらの症状は単独ではなく、複数が同時にあらわれるのが一般的です。症状が強くあらわれるのは10分程度で、その後、1時間もすれば何事もなかったかのように治まってしまいます。

 

予期不安の自己診断

次に、パニック障害の「予期不安」では、「また発作が起きるのではないか?」「起きたらどうしよう?」という不安感から、次のような事柄を連想してしまいます。

 

□死んでしまうのではないか?
□気が狂ってしまうのではないか?
□周りの人に迷惑を掛けてしまうのでは?
□倒れたときに誰も助けてくれなかったら?
□人前で失神・失禁して恥をかくのでは?
□事故を起こしてしまうのではないか?
□命に関わる怖い病気にかかっているのではないか?

 

以上がパニック障害の予期不安の主な症状ですが、患者によって感じる頻度や程度には個人差があります。また、予期不安の有無によって、パニック障害かどうかが見分けられます。

 

パニック発作や広場恐怖(後述)があったとしても、予期不安がない場合はパニック障害だと診断されません

 

広場恐怖の自己診断

最後に、パニック障害の「広場恐怖」の症状には次のようなものがあります。

 

□発作が起きた場所に行くことが怖い
□発作が起きた場所に似た状況や環境が怖い
□発作が起きたときに逃げられない場所が怖い

 

広場恐怖の症状は以上のようなものですが、最後に挙げた「逃げられない場所」には「自分ではどうにもできない場所」も含まれます。

 

人ごみ

症状があらわれる場所や状況は人によって様々で、電車やバス、飛行機や新幹線などの公共交通機関のほか、エレベーターや地下室、会議室、コンサート会場、行列、街中の人混みなど多岐にわたります。

 

病院のMRIやCT検査、美容院などでも広場恐怖があらわれる人も少なくありません。

 

自分に該当するものが多ければ多いほど、パニック障害である可能性が高いといえます。早めに心療内科などの専門医で診察を受けましょう。