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治療にかかる期間とは?自己判断が治療期間を伸ばすケースも!

医者

パニック障害の患者にとっては、治療までにどのくらいの期間がかかるのかは非常に気になるところでしょう。

 

しかし、パニック障害の治療は外科的な手術などで悪い部分を取り除くといった方法はとれないため、治療までの期間には非常に大きな個人差があるため、一概には言えません

 

たとえば、早い段階でパニック障害だと診断され、専門の心療内科クリニックなどで適切な治療をすぐに開始することができれば、早い人であれば3ヶ月もあれば完治してしまうケースもあります。

 

逆に、パニック障害だとわからず、身体的な異常はないとされて、いくつもの病院を転々とし、ようやく病気が判明して治療を開始するといったように、余計な時間を費やしてしまった場合は、その間に病状が進行している可能性もあり、完治までには相当な年数を要するケースもあります。

 

もっとも、パニック障害には非常に効果の高い優れた薬があるので、それを用いた薬物療法を開始すれば、1〜2ヶ月の間には、パニック発作の症状は抑え込むことが可能です。

 

もちろん、これで病気が治ったわけではないものの、突然、激しい動悸や呼吸困難に襲われて、死の恐怖に脅かされるようなことはなくなると考えていいでしょう。

 

パニック障害だと診断されるまでに時間がかかった場合や、治療中にうつ病やアルコール依存症、過食症、睡眠障害などの合併症が出てしまい、病気が慢性化してしまった場合は、その分、長期にわたる治療が必要になることもあります。

 

そのため、5年、10年、あるいはそれ以上という長きにわたって病気との付き合いを余儀なくされている人も多くいます。

 

薬剤師

ただ、長期間、治療を続けなければならないとしても、その間に病気との上手な付き合い方を覚えていくことで、日常生活に支障が出ない程度までには回復し、無理さえしなければ、ごく普通に暮らすことができるようになるものです。

 

パニック障害の治療の過程においては、薬の存在が非常に重要な位置を占めています。

 

抗不安剤や抗うつ薬などを用いた薬物治療を続けていけば、通常、パニック発作もあらわれなくなり、普通に外出することもできるようになります。

 

それまで心の中に横たわっていた不安や恐怖、緊張から解放されて気持ちが安らぎ、ほぼ普段と変わらない生活ができるようになると、「病気が治った」とカン違いし、自分の判断だけで薬の服用を中止してしまうことがよくあります。

 

しかし、これは非常に危険なことなのです。

 

あるデータによると、自己判断で薬の服用を中止した患者100人のうち、約80人は病気の再発が確認されたといいます。

 

そのため、パニック障害の症状があらわれなくなったとしても、自分だけで病気が完治したと判断せず、必ず医師のOKが出るまでは、服薬を続けることが大事です。

 

病気の症状の程度に関わらず、治療開始から3〜5年はかかると考え、長期戦を覚悟し、根気強く治療に取り組む心構えが大事です。